「一つの世界:自宅で一緒に(One World: Together At Home)」から1年が経ち、約束された1億2,790万ドルの資金100%が配分され、2020年から2021年にかけて何百万人もの人々の生活に影響を与えてきました。

この「一つの世界:自宅で一緒に」グローバル配信イベントは、世界中のみんなで作り上げたイベントです。2020年4月18日に開催され、Global Citizenやアーティスト、世界のリーダーたちが中心になって、コロナ危機にスピーディに対応し、脆弱なコミュニティを守るために動いた国際的キャンペーンの集大成でした。

キャンペーン期間中、Global Citizensは70万回以上の行動を実行し、世界保健機関(WHO)のコロナ連帯対応基金に5,510万ドル、地域の支援団体に7,280万ドルを迅速に動員しました。

2021年3月、Global Citizenは26件のコミットメントからの資金が100%配分され、140を超える地域・地方の支援団体へ届けられ、パンデミックの中でもコミュニティの生活を支えていることを確認しました。

2020年8月には、世界保健機関(WHO)が、コロナ対応基金への5,510万ドルの支援金が100%届いたことを公式に発表しました。これにより、世界162か国以上にPPEや医療チーム、緊急支援が届けられました。

140以上の国際団体へコロナ支援が届けられた

コロナ危機の影響は地域やコミュニティによってさまざまで、特に都市部や農村地域が大きな打撃を受けました。アメリカ国内外の地域支援団体へ配布された資金によって、100万世帯以上、何百万人もの人々に緊急支援が届きました。

現場の最前線で活動する団体に直接資金を届けることで、すべてのコミュニティに本当に必要な支援を届けることができます。こうした団体は、地域ごとのニーズに素早く対応できる強みを持っています。カイロからニューヨークまで、この支援は2020年~2021年を通じて組織に莫大な直接支援を届け、貧困の影響を和らげることができました。

12か月間で、地域団体は2660万食分の食料・食品パッケージ直接食料支援を世界のコミュニティに提供したほか、健康保険や家賃補助も行い、海外の農家とその家族4000人に届けました。

コロナの影響で立ち退きにあうリスクのあった230世帯以上が家賃支援を受け、約3800人が衣服や生活必需品の支援ボックスを手にすることができました。アメリカ、ハワイではホームレスコミュニティに1日あたり1100件以上のコロナ検査が実施され、ナバホ・ネイションやホワイトマウンテンのアパッチ族の地域にも検査施設が設置されました。

オランダでは35世帯に1年間、毎週の食事が届けられ、スウェーデンでは780世帯の子どものいる家庭に食糧バッグが届けられ、エジプト全土では200万食以上が配布されています。

南アフリカ赤十字社(SARCS)は、南アフリカ9州中7州で2,764の食料パッケージと、478,142食の温かい食事を脆弱な地域へ配布しました。ラックスタイ財団は120万食以上を配布し、2つの病院へ人工呼吸器を届け、健康保険をタイ全土に広げました。FareShareはイギリス全土で47万2,000食以上を無料で提供しました。

アメリカ、ニューオーリンズでは、元飲食業従事者向けに感染症追跡や地域保健ワーカーとしての研修費40万ドルが支給され、全米で3,000万件の太陽光パネル建設のための補助金も提供されています。

WHOの資金で162か国以上にコロナ緊急対応を実現

2020年8月にWHOは、国連財団・スイス慈善財団により運営されるコロナ連帯対応基金に対し、約5,510万ドルの拠出金全額を受け取ったことを発表しました。現在までにコロナ連帯対応基金は、66万4,403人以上の個人支援者・法人・団体から2億4,600万ドル以上を集めています。この資金は各国の備え・対応力強化、研究開発支援、地域横断でのリスク評価や対策に使われてきました。

この資金により、WHOは162か国以上に1億9,130万枚の医療用マスク、1,890万個の呼吸器、840万個のフェイスシールド、3,080万双の手袋、520万着のガウン、140万個のゴーグルなど、何億ものPPEを提供しました。

これ以外にも、1860万件のPCR検査キットや710万セットのサンプル採取キットが162か国へ配布されました。

2021年、歴史をつくるチャンスがある

真の意味でコロナから回復するためには、世界中のみんなが検査、治療、ワクチンにアクセスできることが必要不可欠です。今こそ、Global Citizenの声が必要です。極貧をなくすためには、国際協力や連帯、そしてそれを妨げるシステムや考え方を乗り越えるための共通の理解がカギになります。

Global Citizenは2月に、健康・飢餓・教育・環境・公平性にフォーカスしたパンデミック中とその後のための「世界のための回復プラン」キャンペーンをスタートしました。これはみんなで豊かな未来と回復を実現するためのロードマップです。

2021年は、歴史を一緒につくるチャンスです。今すぐ参加して行動を起こしましょう

Impact

貧困の撲滅

「一つの世界:自宅で一緒に(One World: Together At Home)」から1年、コロナとの闘いに1億2790万ドル動員

作成者: Camille May