本日、ニューヨーク市で開催されたGlobal Citizen NOWサミットにて、FIFAとGlobal Citizen(極度の貧困撲滅を目指す世界有数の国際支援組織)が、FIFA Global Citizen教育基金の発足を発表しました。この基金では、世界中の子どもたちに質の高い教育とサッカーを届けることを目的に、1億ドルを集めることを目指しています。FIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏とGlobal Citizen CEOヒュー・エヴァンス氏が発表したこの基金は、子ども向け教育向上に取り組む世界各地の団体を重点的に支援するものです。消費者による寄付は、Shift4の最高商業責任者マイケル・アイザックマン氏の説明の通り、Shift4が支援および実現します。

この画期的な取り組みは、財団、企業、個人から新たな支援を引き出す原動力となります。昨年9月、ニューヨークで行われたGlobal CitizenフェスティバルでFIFAとGlobal Citizenの4年間の協調関係が発表されたことに続いて実現しました。この取り組みの一環として、今夏アメリカで開催される2025年FIFAクラブワールドカップ™の全チケットの売り上げごとに1ドルがFIFA Global Citizen教育基金へと寄付されます。大会全63試合のチケットは現在FIFA.com/ticketsで販売中です。

さらに、世界中のライブ音楽やエンタメイベントのチケット収益も基金の支援に使われる予定で、The Weekndなどのアーティストもすでに賛同を表明しています。そして、Shift4(統合決済・商業技術の世界的リーダー)は、レストラン、小売店、ホテル、スポーツ会場など20万箇所以上の加盟店ネットワークを活用し、消費者がPOS(販売時点)で寄付できる仕組みを提供し、基金を支援する最初の企業となりました。

FIFA Global Citizen基金の資金は、200以上の国で草の根プログラムに配分されます。また、この資金の半分は、FIFA Football for Schools(F4S)プログラムにも充てられ、FIFAとユネスコ主導のもと、サッカーを通して世界中の子どもたちのライフスキル、学習、地域開発を進めていきます。

ヒュー・ジャックマン(アンバサダー)、ヒュー・エバンス(Global Citizen CEO・共同創設者)、サッカー少年少女、ジャンニ・インファンティーノ(FIFA会長)、マイケル・アイザックマン(Shift4 CCO)がFIFA Global Citizen教育基金を発表。
Image: Getty for Global Citizen

Global Citizen NOWのステージ上でFIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏はこう語っています。「昨年の夏、私はGlobal Citizenフェスティバルに参加し、FIFAとGlobal Citizenの大型パートナーシップや、史上初のアメリカ開催となるFIFAクラブワールドカップの開催都市を発表しました。そして本日、私たちは財団・企業・一般市民から寄付を集め、世界的な学びを支援する新たな取り組み、FIFA Global Citizen教育基金発足をお知らせします。2025年FIFAクラブワールドカップのチケット1枚の売上ごとに1ドルがこの基金に寄付されます。サッカーは世界をつなぎ、今後数年でその団結力を活かして、世界中の何百万人もの子どもたちの教育向上につなげていきます。」

Global Citizen共同創設者兼CEOのヒュー・エヴァンス氏は次のように語りました。「FIFA Global Citizen教育基金は、生まれた場所に関わらず全ての子どもが教育と機会を得られる世界への大きな一歩です。サッカーと音楽の持つ変革の力を活用し、1億ドル調達を目指します。素晴らしいパートナーであるFIFAと共に、すべての子どもが自分らしく活躍できる、より良い世界に向けて投資します。」

Shift4の最高商業責任者マイケル・アイザックマン氏は、「Shift4は、決済を通じて新しい影響力の時代と目的を後押しするために、教育基金を支援できることを誇りに思っています。スタジアムやレストラン、ホテル、小売店まで広がる顧客ネットワークを活かし、パートナーの皆さんが寄付をきっかけに真の変化をもたらすことを可能にします。日々の取引を良い結果につなげ、教育格差の解消に貢献します」とコメントしています。

この斬新な協調関係のもと、Global Citizenは史上初のFIFAワールドカップ™決勝ハーフタイムショーを監修しました。2026年7月19日(日)にニューヨークのニュージャージースタジアムで開催されます。また、2026年7月18〜19日の決勝と3位決定戦の週末には、FIFAとGlobal Citizenの主催で、ニューヨークのタイムズスクエアを占拠します。

さらに、この4年間の提携には今年のFIFAクラブワールドカップ™も含まれています。新設大会には6つの大陸連盟から32のクラブが参加し、アメリカ国内11都市12会場で開催されます。2025年6月14日(土)に開幕し、7月13日(日)ニューヨーク、ニュージャージーメットライフスタジアムが決勝戦の舞台となります。

教育とサッカーの力を共に解き放とう!

FIFA Global Citizen教育基金は、世界中の子どもたちが良質な教育とサッカーにアクセスできるよう、可能性を広げる大胆な新プロジェクトです。みんなの寄付が、200か国以上での教育支援や、FIFAのFootball for Schoolsプログラムの後押しになります。

Global Citizen Explains

貧困の撲滅

FIFA Global Citizen教育基金:知っておきたいこと

作成者: Global Citizen Staff