読み書きを学ぶことは、人生においてとても大切なスキルです。知識への扉を開き、考える力を育て、個人/集団での成長の新しいチャンスを広げるきっかけになります。
しかし、世界中には多くの子どもたち、特に女の子や、紛争や避難の影響を受けている子どもたちが、基本的な読み物や経験豊かな先生、安全な学校に今でもアクセスできていません。これが原因で、社会にきちんと関わる機会を奪われてしまったり、貧困や不平等が続くサイクルから抜け出せなくなります。
子どもが学校に行けない1日1日が、その子の可能性を奪ってしまう1日になります。
今年の国際青少年デーに合わせて、教育の力をみんなで灯すため、Global Citizenでは「私の人生を変えた一冊」を共有してもらいました。それと同時に、一般市民から大企業まで、みんなにFIFA Global Citizen教育基金へ寄付を呼びかけ、9月までに3,000万ドルを集めることで、3万人の子どもに学びやスポーツの機会を届けようとしています。
世界中から集まったおすすめの本11選をご紹介します。
1. 「ママの頭の中に雷があるとき(Sometimes Mom Has Thunder in Her Head」ベアトリス・タボアダ著

「ママの頭の中に雷があるとき」は、子どもと大人がどう家の中で悩みや困難に向き合うかを優しく描いており、心に残った本です。9月までにFIFA Global Citizen教育基金に寄付することで、3万人の子どもが悩みの中で学び、遊び、希望を見つける機会が生まれます。 — ローラ・バラハス(メキシコ)
2. 「緑の日(A Green Day)」ジーベシュ・グプタ著

「緑の日」は、私の気候変動への不安を行動する力に変えてくれた本です。毎日の小さな行動が大切だと気付かせてくれ、希望はみんなで力を合わせ、勇気を持った時に広がっていくことを感じました。 — イナ・マリア・シコンゴ(ナミビア)
3. 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」リック・リオーダン著

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は、私の人生をまるごと変えてくれた一冊です。きちんと理解されていることを感じられ、人と違うことは弱点ではなく自分だけの強みだと教えてくれました。私の考え方を大きく変えてくれたことが一生の財産になりました。こういった本は道を開いてくれ、私のような人間も取り残されていないこと、そして特別なことを教えてくれます。だからこそ、教育は大切なのです。寄付することで、他の人にもそのチャンスを与えることができます。 — ヴァレリー・カストロ(アメリカ)
教育の力を解き放とう
FIFA Global Citizen教育基金は、世界で最も教育が届きにくい地域にも学びのチャンスを広げています。若者たちが、自分の人生を自分で選べるようになるための力やきっかけを届けています。地域でのたくましさを高めたり、世界に挑戦したり、未来への扉を開きましょう。
4. 「あなたのバンティ(Aapka Bunty)」マンヌ・バンダリ著

マンヌ・バンダリの小説「あなたのバンティ」は、現代社会や壊れた家庭がもたらす心へのダメージを描いています。教育は自分の力になるだけではなく、周りへの責任感を生むことに焦点が当てられています。この本は、子どもが社会の中で単なる被害者ではなく、本当の声を持つことのできる社会の実現を訴えるものです。 — マヘッシュ・クマール(インド)
5. 「君に何があったの?(What Happened to You)」オフラ・ウィンフリー&ブルース・D・ペリー博士著

オフラ・ウィンフリーとブルース・D・ペリー博士による「君に何があったの?」は、子どものころのトラウマと向き合う勇気をくれ、ケープタウンのケープフラットで育った経験を振り返るチャンスをくれた本です。あの場所は貧困がありましたが、たくさんの強さや希望もありました。すべての子どもに学び、癒し、夢を見るチャンスがあってほしいです。ぜひFIFA Global Citizen教育基金への寄付で、子どもたちにその機会を与えてください。 — メリッサ・ンドルヴ(南アフリカ)
6. 「虎が自分の子どもを食べる理由(Now I Know Why Tigers Eat Their Young)」ピーター・マーシャル博士著

ピーター・マーシャル博士による「虎が自分の子どもを食べる理由」は、子どもの精神面を育てる上で忍耐、導き、愛情がどれほど力になるかを教えてくれた本です。だからこそ、FIFA Global Citizen教育基金を応援して、3万人の子どもたちが学び、遊び、成長できる未来を作りたいです。 — キャサリン・ネルソン(ガーナ)
7. 「映画より現実(Better Than The Movies)」リン・ペインター著

リン・ペインターの「映画より現実」は、周りの人にどう自分を表現するかを大きく変えてくれました。強い友情があったから、つらい時も乗り越えられました。同じサッカー仲間としても、みんなが平等にこの素晴らしいスポーツを楽しむ権利があると思います。ぜひFIFA Global Citizen教育基金への寄付でそれを支援してください。 — ベンジャミン・ハーバジャン(ドイツ)
8. 「ベル・ジャー」シルヴィア・プラス著

「ベル・ジャー」は、女性のメンタルヘルスや社会からの期待について教えてくれた本です。本当に大切なのは、教育で女性の権利について知り、世の中の常識にとらわれず自分らしく生きる力を身に着けることです — アーダヤ(アラブ首長国連邦)
9. 「小さな兄弟(Fratellino)」イブラヒマ・バルデ著

「小さな兄弟」はイタリアの本で、すごく心を動かされた一冊です。イタリア出身の僕にとって、移民をニュースではなく、「兄弟を探し続ける兄の愛」の物語として捉え直すきっかけになりました。どの子どもにも、安全と尊厳、家族を持つ権利があります。Global Citizenをサポートして、一緒に子どもたちを守りましょう。 — シモーン・コレラ(イタリア)
10.「アラバマ物語」ハーパー・リー著

「アラバマ物語」は偏見や不平等の中でさえ、勇気、共感、正義が先を照らしてくれることを教えてくれた一冊です。9月までにFIFA Global Citizen教育基金を支援することで、この力強い物語が教えてくれた価値を学び、育てる機会を3万人の子どもたちに与える手助けをすることができます。-HMオバイドゥル・モスタファ(アメリカ)
11. 「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」タラ・ウェストーバー著

「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」を読んで、教育の重要性や誰もが平等に教育を受けられるわけではない現実に気づかされました。教育は特権ではなく、みんなの権利であるべきです。力を合わせて、その実現を後押ししましょう。— マリア・アーディラ(アメリカ)
※すべての引用文は、読みやすさの観点から軽く校正されています。